ラヴェルが作曲したこの曲は、小太鼓ひとつのかすかな音から始まり、徐々に楽器が加わっていきます。
全く同じ3小説のリズムパターンが延々を繰り返されるのにも関わらず、巧みなオーケストレーションは聞くものを高揚へと導きます。
大きなテーブルの中心に立った「メロディ」役のダンサーの手首だけにわずかなスポットがあたります。
まるで生きているかのように煽動し続ける手首、しなやかな手の動き。
曲が高揚していくにしたがい、テーブルを囲む群衆である「リズム」は次第にテーブルに近づき、メロディを渇望してテーブルを叩いたりししながらメロディを見つめ続けます。
舞台は異様な雰囲気に包まれますが、曲の終わり(崩壊)とともに崩れ落ちます。
メロディには男性がなることも女性がなることもありますが、演じるにはベジャールの世界を完全に理解した素晴らしい資質が求められます。
そのため、ベジャールに演じることを許された(認められた)ダンサーはほんの一握りです。
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